医療関係者・学生の皆様へ 医学生の皆様 医師臨床研修の内容

臨床研修の内容

院長からのメッセージ

院長 渡部洋一

医学生の皆様へ

 福島赤十字病院は昭和18年に開設されて以来72年の歴史を有しており、公的医療機関として地域医療、救急医療、災害医療に力を注いでまいりました。

 「患者さま中心の医療」を基本方針の第一に掲げ、「良質な医療」を提供しております。平成23年には地域医療支援病院の認定を受け、地域の医療機関と深い連携を築いております。「救急医療」には特に力を注いでおり、救急車搬送件数は数年来県北医療圏においてトップで、平成26年度には年間3,000件を超える救急車を受け入れました。多種多様の1次・2次救急疾患が搬入されますので、市中病院で対応するほとんどの疾患に対する初療ができるようになり、救急医療に関して多くの経験を積むことができます。
 当院の指導医は研修医教育に熱心であり、懇切丁寧に教えるとともに、簡便な検査手技、手術をできるだけ研修医に実践、修得してもらう方針としています。また診療科によっては、武蔵野・前橋赤十字病院で短期研修ができるプログラムとしており、県外の病院での研修により広い視野を得ることを期待しています。その他、他県の総合診療科医師による研修会、他病院と合同の研修会、災害救護訓練、各種レクレーションなども開催しております。
 病院創立75周年となる平成30年5月に新病院の新築と移転を予定しており、新病院のキャッチフレーズは「福島の未来に安心と希望を」、理念は「わたくしたちは、いのちと健康、尊厳を守るため、より良い医療を目指します」です。当院は研修医のみなさまが救急医療研修、プライマリ・ケア、および興味ある診療科の専門的知識の取得、災害医療の研修など幅広い初期研修ができる病院です。若さとモチベーションが溢れるみなさまをお待ちしております。

研修の理念と目標

 臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身に付けることのできるものでなければならない。

研修に関する4つのポイント

1. 救急患者数

救急患者数7136人1日平均19.6人 救急車搬送人員数2081人1日平均5.7人 県北地区では最多 第一に救急患者さまが多いことです。
 平成26年度は救急車搬送件数が3,000件を超え、当院は県北地方で最も多くの救急車を受け入れております。
 また、疾患の種類が多様で、様々な疾患を持つ患者さんを診療しており、これらのことはプライマリ・ケアを研修するにあたりとても大事なポイントです。

2. 第2種感染症指定医療機関

 当院は第2種感染症指定医療機関です。写真はSARSの流行が危惧された時期の訓練の様子です。充分な感染防止対策と設備のもとで、診療を行ないます。

SARS患者受入訓練陰圧装置病床

3. 院内に精神科がある

 当院では院内に精神科病床があります。院内に精神科病床がある研修病院は数多くありません。高度の認知症や精神疾患患者さまでも他科との連携で内科・外科的な治療が行えます。また、リエゾン精神医学についても研修ができます。

4. 災害拠点病院

 当院は災害拠点病院に指定されております。
 災害時の救護活動は日本赤十字社の第一義的な任務であり、当院では、日本赤十字社の「わたしたちは、苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ります」というの使命のもと、DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害医療派遣チーム)および救護班を編成し、災害訓練を実施しております。
 東日本大震災では、延べ77救護班を各地に継続して派遣し、総力をあげて救護活動に取り組みました。
    ○ 東日本大震災における福島赤十字病院の活動
    ○ 救護活動の様子(YouTube)
    ○ 災害訓練の様子(PDF)

赤十字病院の役割
国際援助活動

国際医療救援拠点病院を中心に、災害や紛争の被害者への医療救援活動、病院・診療所の復興支援を行っています。

●タイ(カンボジア難民救護) ●中東地域(湾岸戦争難民救護)

救護活動

研修プログラムの管理

 研修の最終責任者は病院長です。病院長の下に、「医師臨床研修管理委員会」が設置されております。
 福島赤十字病院と臨床協力病院および臨床協力施設とが共同で行う医師の臨床研修の管理・運営等卒後臨床研修全般にわたる検討・調整・認定・決定は医師臨床研修管理委員会で行います。
 医師臨床研修管理委員会の委員若干名とプログラム委員で構成される「臨床研修プログラム委員会」によって、毎年のプログラムの作成・検討等具体的な立案および実施にかかる連絡調整が行われます。

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指導体制

 各科により、マンツーマン、チーム体制をとっており、研修中各科1~2名の研修医が研修を行います。研修は診療における考え方、基本手技の習得を重視し、実際に診療現場で体験しながらこれを学習します。

(1)プログラム責任者及びプログラム副責任者

プログラム責任者及び副責任者は、研修プログラムの企画立案及び実施の管理並びに2年間にわたり研修医に対する助言、指導その他の援助を行います。

(2)指導医

指導医は、臨床経験7年以上で、プライマリ・ケアを中心とした指導を行える十分な能力を有しています。また、指導医一人が受け持つ研修医は、2名までとすることで、きめ細やかな研修が受けられます。

研修評価

研修医は臨床研修の記録及び自己評価等を行い、各科(部)・施設での研修修了後、プログラム責任者、プログラム副責任者、各部長及び指導医の評価を受けます。
研修終了時に医師臨床研修委員会が研修手帳等で総合的な評価を行い、病院長に上申します。病院長は研修を修了したと認定された研修医に対して、病院長名で臨床研修修了認定証を授与します。

研修修了後の進路

引き続き後期臨床研修医として研修することができます。また、当院勤務医として勤務することも可能です。
さらに、福島県北病院群で実施できる後期臨床研修プログラムの設定を予定しています。

後期研修プログラム・・・内科、消化器科、循環器科
日本赤十字社認定コース

総合内科専門医コース
循環器科重視コース
消化器科重視コース
リウマチ・膠原病・アレルギー重視コース

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