医療トピックス

福島赤十字病院「脳卒中センター」について





脳卒中センターとは

 脳卒中センターでは、脳卒中(脳梗塞、脳内出血およびクモ膜下出血)、一過性脳虚血発作(TIA)、さらに神経救急疾患まで幅広く対応しています。
 急性期脳卒中診療は時間との闘いです。突然の激しい頭痛、手足の麻痺、顔の麻痺、言語障害などは脳卒中を疑わせる症状ですので、直ぐに救急車を要請してください。救急救命士と当院脳神経外科医師が直接連絡可能な脳卒中ホットラインを活用して迅速な患者搬送にあたっています。脳神経外科医師および神経内科医師が初期対応をさせていただきます。当センターでは、診療部門(脳神経外科、神経内科)とコメディカルスタッフがチーム医療を展開しながら、迅速な対応を心がけています。脳卒中の発症予防・再発予防などを含めて、脳卒中センターは「市民のための脳卒中診療」を提供しています。



特長・特色

1.24時間365日、急性期脳卒中を発症した市民を受け入れる。
 平成25年度、脳卒中の患者さん387名(脳梗塞:221名、脳出血:89名、くも膜下出血:37名、未破裂脳動脈瘤:34名、脳動脈奇形・脳動脈瘻:6名)が当センターに入院されました。福島県北地域では最多です。当センターでは、急性期脳卒中を発症した市民の皆さんをよりスムーズに受け入れるために、以下のような取り組みを実践しています。
 ・救急隊と脳卒中診療専門医師をつなぐ専用電話(Hot line)を開設しています。
 ・近隣の医療機関からの脳卒中患者さんのご紹介を積極的に受け入れています。
 ・当院へ搬入後、無駄なく診断・治療を行うための体制を整えました。特に搬入から画像診(頭部MRI検査)を実施するまでの時間を
  大幅に短縮することにより、発症4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対するt-PA静注療法は、福島市随一の実績を誇ります。
 ・脳卒中を発症した皆さんは、ハイケアユニットもしくは神経内科・脳神経外科病棟で専門的な治療を受けて頂きます。



2.入院された患者さんを一人でも多く社会復帰できるように、チーム医療を展開する。
 脳卒中診療においてチーム医療は不可欠です。当院では、医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション療法師、栄養士、ソーシャルワーカーなどと協力しチーム医療を提供しております。脳卒中の患者さんは、糖尿病など全身疾患を合併していることが多いため、必要に応じて関連診療科と協力しながら診療にあたる体制をとっています。また福島県北地域のリハビリテーション専門施設(回復期リハビリテーション病棟をもつ4病院)と連携し、当院での急性期治療終了後に切れ目なく専門的なリハビリテーションを開始することが出来る体制を構築しています。



3.高度先進医療をより多くの皆さんに提供する。
 脳卒中センターの重要な使命のひとつは、高度な先進医療を一人でも多くの市民の皆さんに提供することです。当院には血管内治療専門医がおります。開頭手術と血管内手術のどちらが患者さんにより適した治療なのかを慎重に検討し、画一的な治療ではなく、患者さんお一人お一人に最も適したテーラーメイド的治療を施行するように心がけています。当センターで提供している専門診療は以下の通りです。



(1) 発症4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対するt-PAを用いた経静脈的血栓溶解療法
(2) 急性期脳梗塞に対する血管内治療(血栓溶解・破砕術・機械的血栓除去術)


(3) くも膜下出血に対する開頭手術と血管内手術(より適切な治療法を施行する)



(4) 内頸動脈狭窄症に対する血管内手術(ステント留置術)
(5) 脳内出血に対する内視鏡的血腫除去術
(6) 手術を安全に行うための各種モニタリング



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