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Japanese Red Cross Society

臨床研修の内容

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院長からのメッセージ

院長 渡部 洋一

院長 渡部 洋一

医学生の皆さん、福島赤十字病院のホームページにアクセスしていただき有り難うございます。

当院は2007年から基幹型臨床研修病院として初期臨床研修医を受け入れ、2014年以降ほぼフルマッチを継続しております。そして来年度からは新たに8名の初期研修医が来てくれる予定です。私たちは初期研修医の皆さんを病院全体で大事にし、有意義な研修を行ってもらいたいと努力しています。指導医達は教育熱心であり、簡便な検査手技や手術を出来るだけ研修医の皆さんに実践、修得してもらうよう懇切丁寧に指導しています。

当院の最も大きな強みは救急医療であり、第二次救急医療指定医療機関として年間約3,500件を越える救急車を受け入れ、その件数は過去10年間、県北においてNo.1であります。多種多様の救急患者が搬入されますので、ほとんどの救急疾患を経験することができ、初療のスキルが身につきます。2019年1月に開院した新しい病院では、屋上ヘリポート、救急センター、循環器センター、脳卒中センター、HCUを設置し、県北の中核病院として質の高い救急医療を行います。また災害拠点病院として年2回災害医療研修を行っており、多数傷病者受入訓練や講義では、災害医療のイロハを学ぶことができます。その他、福島医大の教授によるレクチャー、他病院との合同研修会、各種レクレーションなども年に数回開催しております。

福島赤十字病院は研修医の皆さんが救急医療、地域医療、プライマリーケア、興味ある診療科の専門的知識の習得、災害医療など幅広い勉強ができる病院です。そして、医師としての知識や技能を身に着けることだけではなく、一流の社会人に成長してもらえるような研修を行っていきたいと考えています。

「わたしたちは、いのちと健康、尊厳を守るため、より良い医療を目指します」という基本理念の下、将来、皆さんが福島県はもとより日本の国民の皆さまの健康を守り、社会に貢献できる医師になることを期待します。

若さとモチベーションに溢れる皆さんをお待ちしております。

研修の理念と目標

臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身に付けることのできるものでなければならない。

研修に関する4つのポイント

1. 救急患者数

第一に救急患者さまが多いことです。
救急車の受け入れ件数は、過去10年間にわたって県北地域で最多であり、さらに年々増加しています。平成29年度は3,500件を超えました。

また、疾患の種類が多様で、様々な疾患を持つ患者さんを診療しており、これらのことはプライマリ・ケアを研修するにあたりとても大事なポイントです。

平成29年度
救急車搬送件数3,594件
1日平均9.8件
県北地区で最多

2. 第2種感染症指定医療機関

当院は第2種感染症指定医療機関です。写真はSARSの流行が危惧された時期の訓練の様子です。充分な感染防止対策と設備のもとで、診療を行ないます。

SARS患者受入訓練

陰圧装置病床

3. 院内に精神科がある

当院では院内に精神科病床があります。院内に精神科病床がある研修病院は数多くありません。高度の認知症や精神疾患患者さまでも他科との連携で内科・外科的な治療が行えます。また、リエゾン精神医学についても研修ができます。

4. 災害拠点病院

当院は災害拠点病院に指定されております。
災害時の救護活動は日本赤十字社の第一義的な任務であり、当院では、日本赤十字社の「わたしたちは、苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ります」というの使命のもと、DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害医療派遣チーム)および救護班を編成し、災害訓練を実施しております。

東日本大震災では、延べ77救護班を各地に継続して派遣し、総力をあげて救護活動に取り組みました。

赤十字病院の役割 国際援助活動

国際医療救援拠点病院を中心に、災害や紛争の被害者への医療救援活動、病院・診療所の復興支援を行っています。

  • タイ(カンボジア難民救護)
  • 中東地域(湾岸戦争難民救護)

研修プログラム

福島赤十字病院選択重視プログラム

選択重視プログラムは、内科(24週)、救急(12週)、地域医療(4週)、外科(12週)、小児科(4週)、産婦人科(4週)、精神科(4週)を必修としています。また、一般外来(4週以上)を含みます。40週の選択科を設定していますので、幅広い分野を研修することが可能であると共に、将来を見据えて希望する診療科を早い時期から研修することもできます。1年次・2年次とも1年間のうち36週以上は基幹病院である福島赤十字病院で研修します(地域医療を含む)。

研修の基本方針

コンセプト
  • 福島赤十字病院でのすべての診療科との連携のもと、これからの医療を支える良き臨床医を育成する。
  • 専門の枠を超え、診療科の枠を超えて診療することは、一流の診療医としてのセンスを養う上で最も重要である。当院ではそのような診療ができるように環境を整え多くの機会を与える。
  • Common disease中心の救急、プライマリ・ケアの研修を中心として実践する。
  • 研修医の意見も取り入れ研修をよりよいものに向上させる。

社会が日常において切に必要とする良き臨床医の育成

良き専門医へと進化し得る潜在能力を有した総合臨床医を育成する

研修ローテーション

  • 救急:麻酔科(4週)と日当直(8週分)が必須です。
  • 内科:内科・消化器内科・循環器内科・神経内科・糖尿病代謝内科・他院の内科系診療科から4週をひとつのブロックとして選択します。ひとつの診療科を2ブロック以上の期間にわたって選択することも可能です。
  • 外科:外科・呼吸器外科・心臓血管外科・整形外科・脳神経外科から4週をひとつのブロックとして選択します。ひとつの診療科を2ブロック以上の期間にわたって選択することも可能です。
  • 地域医療は2年次に研修します。他の必須診療科は2年次終了までに研修します。
  • 選択:消化器内科、循環器内科、脳神経内科、糖尿病・代謝内科、精神科、小児科、外科、呼吸器外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、眼科、産婦人科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、病理診断科から選択します。

協力病院・施設

救急、地域医療、選択は以下の協力病院・施設で研修することができます。

救急 福島県立医科大学附属病院
必須科
選択科
福島県立医科大学附属病院(全診療科)
前橋赤十字病院(小児科)
福島県県北保健福祉事務所
財団法人福島県労働保健センター
福島県赤十字血液センター
地域医療 医療法人社団 鈴木医院
医療生協わたり病院附属ふれあいクリニックさくらみず
生協いいの診療所
福島県立宮下病院
福島県立南会津病院
南相馬市立総合病院
只見町国民健康保険朝日診療所

福島赤十字病院県北ネットワーク初期臨床研修プログラム

県北ネットワークプログラムも、内科(24週)、救急(12週)、地域医療(4週)、外科(12週)、小児科(4週)、産婦人科(4週)、精神科(4週)を必修としています。また、一般外来(4週以上)を含みます。選択科は40週設定しています。

福島県北地域の臨床研修病院を協力病院とし、経験豊かな指導医のもとで豊富な症例をとおして研修を行うことができます。1年次・2年次とも1年間のうち36週以上は基幹病院である福島赤十字病院で研修を実施します(地域医療を含む)。

研修の基本方針

コンセプト
  • 多数の研修病院が思想、信条を超え一致協力して福島県北、ひいては福島県の医療を支える良き臨床医を育成する。
  • 専門の枠を超え、診療科の枠を超えて診療することは一流の診療医としてのセンスを養う上で最も重要である。そのような診療ができるように環境を整え多くの機会を与える。
  • 多数の病院群で環境を整えることにより、研修医にとってベストの研修プログラム、ベストの研修環境を構築する。
  • Common disease中心の救急、プライマリ・ケアの研修を中心として実践する。
  • 研修医の意見も取り入れ研修をよりよいものに向上させる。

社会が日常において切に必要とする良き臨床医の育成

良き専門医へと進化し得る潜在能力を有した総合臨床医の育成

研修ローテーション

  • 救急:麻酔科(4週)と日当直(8週分)が必須です。
  • 内科:内科・消化器内科・循環器内科・神経内科・糖尿病代謝内科・他院の内科系診療科から4週をひとつのブロックとして選択します。ひとつの診療科を2ブロック以上の期間にわたって選択することも可能です。
  • 外科:外科・呼吸器外科・心臓血管外科・整形外科・脳神経外科から4週をひとつのブロックとして選択します。ひとつの診療科を2ブロック以上の期間にわたって選択することも可能です。
  • 地域医療は2年次に研修します。他の必須診療科は2年次終了までに研修します。
  • 選択:消化器内科、循環器内科、脳神経内科、糖尿病・代謝内科、精神科、小児科、外科、呼吸器外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、眼科、産婦人科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、病理診断科から選択します。

協力病院・施設

救急、地域医療、選択は以下の協力病院・施設で研修することができます。

救急 福島県立医科大学附属病院
選択科
必修科
福島県立医科大学付属病院(全診療科)
医療生協わたり病院(一般内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、小児科)
公立藤田総合病院(一般内科、消化器科、腎臓内科、外科、麻酔科、小児科
整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、)
北福島医療センター(血液内科、外科、麻酔科)
大原綜合病院(産婦人科、一般内科、呼吸器科、消化器科、腎臓内科、循環器科
整形外科、泌尿器科、心臓血管外科、眼科、皮膚科、放射線科、病理診断科)
大原綜合病院附属清水病院(精神科)
前橋赤十字病院(小児科)
福島県赤十字血液センター
地域医療 医療生協わたり病院附属ふれあいクリニックさくらみず
生協いいの診療所
福島県立宮下病院
福島県立南会津病院
南相馬市立総合病院
只見町国民健康保険朝日診療所

研修プログラムの管理

研修の最終責任者は病院長です。病院長の下に、「医師臨床研修管理委員会」が設置されております。

福島赤十字病院と臨床協力病院および臨床協力施設とが共同で行う医師の臨床研修の管理・運営等卒後臨床研修全般にわたる検討・調整・認定・決定は医師臨床研修管理委員会で行います。

医師臨床研修管理委員会の委員若干名とプログラム委員で構成される「臨床研修プログラム委員会」によって、毎年のプログラムの作成・検討等具体的な立案および実施にかかる連絡調整が行われます。

指導体制

各科により、マンツーマン、チーム体制をとっており、研修中各科1~2名の研修医が研修を行います。研修は診療における考え方、基本手技の習得を重視し、実際に診療現場で体験しながらこれを学習します。

(1)プログラム責任者及びプログラム副責任者

プログラム責任者及び副責任者は、研修プログラムの企画立案及び実施の管理並びに2年間にわたり研修医に対する助言、指導その他の援助を行います。

(2)指導医

指導医は、臨床経験7年以上で、プライマリ・ケアを中心とした指導を行える十分な能力を有しています。また、指導医一人が受け持つ研修医は、2名までとすることで、きめ細やかな研修が受けられます。

研修評価

研修医は臨床研修の記録及び自己評価等を行い、各科(部)・施設での研修修了後、プログラム責任者、プログラム副責任者、各部長及び指導医の評価を受けます。

研修終了時に医師臨床研修委員会が研修手帳等で総合的な評価を行い、病院長に上申します。病院長は研修を修了したと認定された研修医に対して、病院長名で臨床研修修了認定証を授与します。

研修修了後の進路

引き続き後期臨床研修医として研修することができます。また、当院勤務医として勤務することも可能です。

後期研修プログラム…内科、消化器科、循環器科 日本赤十字社認定コース

  • 総合内科専門医コース
  • 循環器科重視コース
  • 消化器科重視コース
  • リウマチ・膠原病・アレルギー重視コース